1泊2日の今回の旅の目的は3つあります。
1 写真ではなく本物の神仏習合を見に行きた
い
2 大分県立美術館の「福田平八郎展」に行く
3 空港寿司で一番美味しいと噂の、大分空港
の「宙寿司」に行く
一人旅も人生で二度目なのに、
空港のお寿司屋さんに一人で入るなんて、、、
でも絶対に生きているうちにやってみたーい、と思っていたことを実現しに行ってきました。
車がないと神仏習合を廻ることはできないので、観光タクシーを手配。
「清瀬タクシー」さんだったかな。
運転手さんは優しくて、もう最高です。
雲や空が、もう東京都や神奈川とは全然違います。
まずは熊野神社と熊野磨崖仏。
山頂にある熊野権現神社の途中に熊野磨崖仏があります。今熊野山胎蔵寺の石仏のようです。
磨崖仏とは自然の崖や大きな岩に仏像を彫刻した石仏のこと。
この写真の磨崖仏ははとても大きくて、磨崖仏としては日本国内最大級。
国の重要文化財及び史跡にも指定されています。
優しいお顔が人気の仏様です。
大分には磨崖仏が80体もあるらしいので、旅のメインを選ぶのに時間がかかりました。
また熊野は鬼伝説でも有名な土地。
今回は鬼伝説を2ヶ所巡ります。
ここ熊野神社の石段は鬼が作ったという伝説の参道で、とても雰囲気がありました。
次は天念寺。ここも鬼伝説です。
大分は本当に神仏習合の遺跡や国宝が数多くあるんですが、場所と、岩にお寺がぴったりくっついている形状に惹かれて選びました。
天台宗の寺院。山号は長岩屋山。本堂の本尊は釈迦如来、講堂の本尊は観音菩薩。九州西国三十三箇所第五番札所、国東六郷満山霊場第九番札所(by Google)。
天念寺の山の上には「無明橋」という崖の上に建てられた橋があり、天台宗の修行僧はそこを渡るそうですが、心によこしまがあると落ちてしまうとのことですので、渡るのはやめた方がいいと思います。
この修行の道は大分県で雄一「歴史の道100選」に選ばれているそうですが、
偶然にもこれから向かう宇佐神宮をスタートして熊野磨崖仏で護摩の儀式を行い、
天念寺の川に入り川中不動を参拝して無明橋を渡るのが、「歴史の道」だったのでした。
たまたま選んだこの3つのスポットが繋がったことが、嬉しかったです。
毎年旧暦正月7日に行われる「修正鬼会」が有名で、鬼役の人がでっかい松明を持って人をぶったたきます。
宮中行事が変化したのと鬼と会える火祭りが合体したもの。鬼は祖先であるとの伝説があります。
その動画はYoutubeでも観られます。
左に天念寺の講堂、真ん中に身そそぎ神社、右に天念寺の本堂があり、同じ敷地内に建設されています。
「神仏習合だっちゃ」と運転手さんのご説明。
いいわ〜
さて初日の最後は大分県の一の宮、宇佐神宮です。
今日はこれから別府へ行って街温泉に入らないとならないので、
時間がないため宇佐神宮は表から行かず、裏のエレベーターから登って参拝します。
運転手さんからの「裏口入学だっちゃ」のご提案で、宇佐神宮参拝が叶いました。
昔はこっちの南大門側が正門で、国道ができたため反対側が正門になったっちゃ、と運転手さん。
宇佐神宮は応神天皇という日本におけるキーポイントの天皇と、その母親の神功天皇と、
宗像大社におられる比売大神(ひめのおおかみ)も加わった三柱をお祀りしています。
応神天皇は八幡神とも言われており、全国の八幡神社の総本社なのでした。
そしてそして、宇佐神宮は神仏習合の祖。
創建当時先進的であった神仏習合を日本で最初に成立した神社だそうです。
そしてここはお神輿発祥の地でもあります。
先ほどの応神天皇が720年の地方民族との争いでお神輿に乗り戦いに出た際、
人民を多く殺した天皇が仏教に救いを求めたことから神仏習合は広まったらしい。
神仏分離以前は「宇佐八幡弥勒寺」という名前で崇められていたそう。
お神輿は、神様を乗せて戦いに出てた乗り物だったってことなんだなー
さてエレベーターから降りていよいよ参拝。国宝ですよ国宝!
がーん、絶賛工事中。。。
令和7年2月までだそうです。
まじかよー
でも屋根の一部が見えていて、それがものすごい直線と曲線。
空間を切り取ったようなその形状に圧倒されました。ひと目見ただけで胸が苦しくなるくらいです。工事中でも感動してしまいました。
でも、ここから御許山の本宮を拝んで参拝できます。
この本宮に比売大神(ひめのおおかみ)が降臨されたとされています。
さて、別府へ電車で向かうため、宇佐駅へ。
ここで運転手さんとはお別れ。
別府方面へ乗り込んだ電車は、水戸岡デザインで有名な、
なんとあの「ソニック」です!
やったー!めっちゃ嬉しい〜
座席の布地がリッチ〜
通路は竹や木材がふんだんに使われていて、デザイン性高〜い
と思ったら、青いソニックも白いソニックも、普段からこの辺ではバンバン走っているようで、主要な駅に向かう電車は普通にソニックのようです。
リッチだなあ〜大分。
さて別府です
宇佐駅からは30分くらいだろうか?
いい感じのコンパクトな旅だとつくづく思います。
まずは別府駅すぐのアパホテルに荷物を置き、少し休んで、徒歩で「駅前高等温泉」へ。
口コミ通り「あつ湯ですか?ぬる湯ですか?」と聞かれるので、
普段家族の浴槽温度をぬるくてしょうがないぜ、と愚痴っている私なのに、
九州のあつ湯を意味もなく恐れて「ぬる湯です」と答えます。
入浴料は200円。
入らない手はないであろう。
誰もいないから撮影しちゃった。
さてこれから人生初のひとり居酒屋で
関サバ関アジです。
お店は予約してあった「ろばた仁」。
北浜の交差点からすぐです。
関サバ関アジは地元の人も予約しないと食べられないらしく、
皿が運ばれた時は羨ましがられました。
お頭付きなので、目立つのです。。。恥ずい。
関サバがとくに美味しかったです。
あと別府名物「りゅうきゅう」もいい。
生ビール飲んで、さて日本酒!
安い!
特別純米が1合600円?
宇佐市の小松酒造様の「豊潤」にしました。
うううまかった〜
飲んでないみたい
他には
国東市の箕島酒造様の「西の関」純米
杵築市の中の酒造様の「知恵美人」純米
佐伯市の大地酒造様の「花笑み」純米辛口
緒方町の浜嶋酒造様の「鷹来屋」特別純米辛口
宇佐市の虚空乃蔵様の「和香牡丹」純米吟醸
など、地元の美味しそうなお酒がずらり!
そのあと、隣に座ってたおっさんが
ボトルの「西の星」をおごってくれたので
それをたくさん頂きました。
この麦焼酎は運転手さんも絶賛していたので、出会えて嬉しかったです。
このお酒は東京でもYodobashi.comで買えるので、今も買っています。
さて、翌日はフジヨシ醤油に行きたかったんですが、超寝坊。
大分駅へ向かい、福田平八郎展へ。
没後50年と大分県出身の日本画家ということで、大々的な展覧会。
ここへ来ないと観られない展覧会でしたので、思い切って来たのです。
福田平八郎先生は描写に描写を重ね、
行き着いた先が、写真のような波のうねりや白い雲のモクモクで、
そこが我々デザインをやって来た者としては感動する点なのです。
いつかこうなりたい、、、絶対無理、、、
いや、でも思う事は自由だ!と思いながら
先生の描いた絵がお菓子のパッケージにあしらわれた銘菓「雪月花」や、
この波の手拭いを友人にお土産として買って
心の思い出にしたのでありました。
大分県立美術館はとても立派で、
新しくて綺麗で、
とても気持ちの良い空間でした。
今までで一番大規模ながらスタイリッシュな美術館かもしれません。
青森美術館も大きくて広くて貫禄ありましたが、ここはとても都会的な感じです。
さて最後の目的地、大分空港の「宙寿司」へ。
大分空港へはリムジンバスを使います。
大分駅はバスがすごい発達しています。
バス乗り場の屋根が木材でできていてカッコいいし、目立ってわかりやすいです。
この木材の屋根の下から、驚くほどいろいろな方角へバスがバンバン出てゆきます。
エアライナーという空港行きのリムジンに乗り込み、50分ほどで空港へ。
平日なのに満員でした。あぶなかった〜
搭乗まで2時間あるので足湯を無料体験。
お寿司の前に先にお土産を購入。
下調べ通り、フジヨシ醤油のカトレア醤油や
美味しかった「りゅうきゅう」のたれ、
柚子胡椒、どんこ干ししいたけ(すごい安い)
などを購入。
さて宙寿司ですが、実は私、二日酔いで胃が痛い。
昨晩飲み過ぎた〜
だがしかし、ここで宙寿司行かなかったら
絶対に後悔する!と思い至り、
勇気を出して暖簾をくぐります。
初ひとり寿司〜
こここわい〜
でもお店のお兄さんたち、やさし〜い
女ひとりでもニコニコしてくれます〜
関サバ関アジの握りをいただき、
美味しそうだったのでイカ、
最後になんか、どうしよう、ウニ行くか。
関サバ関アジ認定店、みたいな看板も貼ってあり、お話を聞くと、
「そうなんですよ〜、偽物が多いですからね、
でもこっちで食べるものはほとんど本物ですよ〜」と教えていただきました。
ここが日本全国の空港の中で一番美味しいお寿司屋さん、とテレビで言っていたのは石原良純さん。
キリッとしたお寿司屋さんなのに居やすくて、感動しました。
勇気出して女ひとり寿司、行ってよかった!
嬉しかった!
意外にいい旅だった!
北九州大好きです!